ヤジリは「鏃」とも「矢尻」とも書きますが、英語では「Arrowhead」です!矢の頭ですよ!イメージが逆ですね。
そんな鏃は太古から極めて多くの種類が生まれてきました。
・鉛筆の先端のように、ただ尖っているもの
・矢印の形をした、イメージ通りのもの
この2種類は王道ですが、火を点けて飛ばすもの、笛付きなども昔はポピュラーでした。中には鏃なのに尖っていないものもありますし、鏃に銃弾を仕込むものまで作られています!
その他も数限りない形が大きな期待と共に生まれ、そしてその多くが夢見たほどの成果がなく消えていきました。
鏃は、弓矢を構成する全パーツの中で、一番多種多様で入れ替わりも激しいのではないでしょうか?
現代でさえ、ハンティング用として新しいモデルが登場し続けています!
※日本国内では(弓)矢による狩猟は禁止されています!
弓の性能がどれほど上がろうと、矢のシャフトの素材が進化しようと、それは鏃を活かすためのものに過ぎません。獲物、昔の戦いであれば敵兵でもありますが、鏃が相手に働きかけ効果が発生するのです。鏃は小さな部品ですが、本来弓の存在意義の全てが詰まっていると言っても過言ではありません。人々の生活と希望も詰まっています。戦であれば戦っている人の栄誉や、果ては一国の行く末を左右することもありました。
矢を手にとった時、小さな消耗品である鏃に込められたものを感じてみてください。
たしかに、なぜ日本語だとお尻になるのでしょう?^_^
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ググって出てくる答えには「なるほど」とは思いますが、イマイチすっきりはしません。個人的にはアローヘッドの方がしっくりきます。
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