先日、表題のワークショップが無事に終了しました♪

今回は、風雨の中で川に入るなかなか厳しい実際の災害シチュエーションに近いものでした。参加者も多くはなかった事から延期の提案をしてみましたが、「寒くても、それも経験です!」と逞しい返答が返ってきたので、決行となりました。

集合場所の駅を出たらもう屋根はありません!駅で免責の書類にサインをいただいた後は、濡れた地面&小雨の中着替えを行い、いざ川へ!幸い水温はそれほど冷たくなかったので、助かりました。

水温が冷たくないとは言っても、それは自分の想定よりも…という事であって、川に入っていれば体は冷えます。前回は上陸時に気温が、太陽が、川原が体を温めてくれましたが、今回は上陸しても風雨が襲ってくる事が多く、余計に寒くなる場面さえありました(笑)

そんな行程でも、参加者の方は弱音を吐かず、無事にゴールまで到着!

この2期目は特に防寒対策の重要性を感じていただけたのではないでしょうか?

水難は別ですが、実際の水害は梅雨時期や台風シーズンに多いので、本当に良い経験になったと思います。また、そんな体が濡れて寒い状態で、荷物が浸水していると最悪です!このコースは持参された荷物の全てを持って川へ入りますので、防水対策はとても重要。ドライバッグの重要性やその性能にシビアに目を向ける稀な機会になったのではないでしょうか?

※この写真は2019年のものです

近い内にワークショップの様子をYouTubeにアップしますので、楽しみにしていて下さい。

それまで、1期目の様子をまだご覧になられていない方は、ぜひ見てみて下さい。

先日標題の訓練を川で行ってきました。

心配していた天気は直前の予報ではグッと良くなり、当日は気温も高めでしたし休憩の度に日差しがさす、ありがたい天気でした。

当日の様子をもっと書きたいのですが、もうすぐ動画をYouTubeにアップしますので、まずはそちらを見ていただきたいので、もう少しお待ちください。

今回のワークショップが好評だったこと、今回の参加予定者の多くがさまざまな理由で当日参加出来なくなったこと、今回の日程が合わなくて参加を断念した人達からのご要望にお応えして、8/28の日曜日に再度同じワークショップを開催することになりました!

今年は同コースの開催は最後です。水に浸かっている時間が長いため、暑い時しか楽しめないワークショップなんです。

急な開催決定に伴い、諸事情から定員を6名に限定します。開催日時が迫っていますが、ご希望の方は濱田までご連絡ください。

このワークショップがどんな内容なのか?をまだご存知ない方は、以前アップした同コース初回のブログをご覧ください。

【開催日程】
8/28(日)
基本的に雨天決行ですが、川の増水など自然環境次第では延期となります。
自然の環境に依存するコースですので、ご理解お願いします。

【開催場所】
荒川中流域(埼玉県長瀞地方)
秩父鉄道樋口駅付近
集合場所は秩父鉄道樋口駅ですが、直近には駐車場がありません。
極力公共の交通機関でお越しください。
少し離れた場所や別の駅には駐車場はありますが、長瀞エリアは夏場は混雑が予想されるため、使用できる保証がありません。

【講習料】
¥22,000(講習費、保険料、消費税)

【持ち物】
PFD≒ライフジャケット※
ヘルメット(穴の空いているリバースポーツ用)※
水着
かかとの留まるスポーツサンダルやウォーターモカシン、運動靴
日焼け止め
ペットボトルや水筒
おやつや軽食(天候次第ですが、川原でゆっくり休憩できます)
防水対策の工夫がされたリュック
トイレットペーパー(スタートからゴールまでトイレはありません)
タオル
着替え
カッパ(雨天時)

印鑑(三文判可)

※ライフジャケットとヘルメットをお持ちでない方は、以下の購入の参考HPを参照下さい。
どれもあくまでも例ですので、それら以外でも構いません。

・ヘルメット
(アマゾン)
https://amzn.to/3LMW40w

(モンベル)
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1127413&top_sk=%E3%83%98%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%83%E3%83%88

・ライジャケ
(アマゾン)
https://amzn.to/3lN5xdA

(モンベル)モンベルの中の一番高いライフジャケット↓
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1127485&top_sk=%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88

【定員】
6名
参加希望者はオーダーフォームへ必要事項を記入し、濱田(下記アドレス)へメールをお願いします。
hamada@sou-inc.com
基本的に先着順で対応させていただきます。

【オーダーフォーム】===============
氏名:
ふりがな:
郵便番号:
住所:
電話番号:
メールアドレス:
生年月日:

性別: 

*記載していただいた個人情報は、ワークショップ開催時に加入する傷害保険以外には使用しません。ご本人の同意がなければ第三者に個人情報を提供することもございません。取得した個人情報は管理責任者を定め、紛失や漏洩などが発生しないよう積極的な安全対策を実施いたします。

弓に付ける道具でプランジャーと言うものがあります。


それは矢を弓につがえた時に、矢の側面を支える道具なのです。

このプランジャーの働きや効果を説明するには、長々と書かなければいけないので、今回はざっくり割愛して一言(?)で言うと、「調整が楽になる道具」と言えるでしょう。

このプランジャーが誕生する前もきちんと調整された弓と矢は、矢を綺麗に飛ばすことができました。それはもちろん今も同じです。


その「調整された」というところがポイントで、矢を高い次元で綺麗に飛ばし安定して命中させるには、正しく調整する必要があるんです。


そのためには、弓と矢の組み合わせだけでなく、射手の射ち方まで影響するんです!

オリンピックスタイルの競技アーチェリーでは、超初心者以外は必ずと言っていいほど全員が使っているプランジャーですが、弓から横方向に少し飛び出て、収納時にちょっと邪魔なんです。


競技アーチャーは、いちいち弓本体から外して別に収納する人が多いですが、ズボラな私は弓に付けっ放しで収納〜運搬する事が多いです。


ですから、少しでも短くしようと、短くカットしてみました♪(勢い余って、2本もカット!)

カットすると言っても、プランジャーの中にはスプリングが入っていたり、そのスプリングのテンションを調整するための工夫が詰まっていたりと、単純にぶった切ればいいというものでもありません。


元々このプランジャーが持っていた性能は極力落とさない様にしながら、短くしようとチャレンジしたら、約1cmほど短縮することに成功しました♪


たった1cm、されど1cm!…

きも〜ち、収納しやすくなりました♪


そう思い込みます(笑)

実際はあんまり変わりません(爆)
次回は別の手考えよう。

先日、都内の某アーチェリー場を利用するための認定試験を受けてきました。

区や市が運営するアーチェリー場では認定試験を行い、「安全に弓矢を取り扱う&的に当てることができる」と判断されると、認定証が交付され、その射場を利用することができます。

というのが僕の知る範囲では一般的。

ですから、細かい例外はいろいろありますが、基本的には利用したい射場の認定試験を合格しない事には、その射場を使えません!

今回認定試験を受けたその射場は、複数のSOU社員が比較的通いやすい場所にあるので、僕も新たに認定証を手に入れるためにチャレンジしてきたのです。

認定証交付の合格ラインは、射場ごとに幅があります。

今回の射場は合格点数が低く、利用者に優しい射場でしたが、僕はベアボウといって、照準器を使用しないスタイルでの受験だったので、ものすごく分が悪い戦いだったのです。

しかもここ3年ほどモンゴル式の射ち方ばかり練習していたので、地中海式のベアボウスタイルは3年ぶり!バクバクですよ(笑)

試験は30mで1ゲーム(36射)射ちます。360点満点。

僕の結果は277点。そんなに良い結果ではありませんが、一緒に受験した二見君共々合格です♪

このブログでいろいろ偉そうなことを書いてきて、ここで不合格だとカッコつかないですが、合格できてよかったです。

地中海式のベアボウで300点を超えたいところですね♪

でも、モンゴル式も練習したいし、悩ましい(笑)

ベアボウの試合出場も少し考えているので、もし出場することになれば、また報告しますね。

矢の素材は、木や竹などの天然素材からアルミに移行し、近年競技ではカーボンやカーボンとアルミの複合材が主流になっています。
僕はどれも使いましたが、アルミ矢が一番使用頻度が高いです。理由は、耐久性があり、高い均一性と安定した射ち心地で、比較的安いから。

僕は、海外のショップから矢を構成するパーツを購入し、自分で組み上げます。矢尻(=ポイント)、シャフト、羽根、ノックを自分の好きなタイプや色を選択しまとめて購入する事が多いです。
それらのパーツが到着すると、羽根を自分の好きなサイズや形にカットしてから作り始めます。



こうやって20年以上自分で使う矢は作っていますが、サバイバルの観点からは、パーツを買ってきて組み上げるのではなく、自然界やもっと身近なものから採取して矢を作りたいとも思っていて、アルミ矢作りと同時進行で、いろいろ作ってきました。この辺りは「弓矢製作ワークショップ」の理念に共通します♪
https://souunit3.com/ワークショップ/2/

シャフトの素材としては木や竹(=笹)を使うことが多め。木も竹も実際に作ってみると、竹の方が作りやすく、完成品の性能も高いと感じます。もちろん、入手できる素材次第でその辺りは変わってくるでしょうが、自分で試した範囲ではそうでした。

日本各地の戦国大名が、自分の領内に笹をたくさん植えて戦に備えたのも同じ思いからでしょう。木よりも笹の方が成長も早いので、たくさんの矢を準備するにも向いていますしね。


海外の資料には、河原に生える「葦」を使った矢も登場し、優秀な矢になると書いてありますが、日本の葦を使って試した結果は、圧倒的に強度不足でした。
特別な製法があるのか?日本の葦とは強度が違うのか?は、まだ判明していませんが、笹以上に大量に生えると思える葦が優秀な矢になるならありがたい!
しかし、日本国内で葦の矢がポピュラーでない以上、日本では葦よりも笹を使った矢の方が明らかに良いのでしょう。そうでなかったら、大量の矢が必用とされていた戦国時代には、葦の矢も使用されていたでしょうし、その記録を目にする機会がありそうですから。


このブログを読んでくれている方は、サバイバルやブッシュクラフトに興味がある人が多いと思います。「〇〇で作った矢が良かった!」「〇〇が良いらしい!」など情報や経験があれば、ぜひ教えてください♪

今月最後の週末には、弓矢制作ワークショップが開催され、また新たな矢が誕生します。受講生の方々がどんな矢に仕上げるのか?それを見るのが今から楽しみです♪

前の記事「山岳会に入会するメリット・デメリット」は下記のURLからご覧いただけます。

https://souunit3.com/2020/12/09/%e5%b1%b1%e5%b2%b3%e4%bc%9a%e3%81%ab%e5%85%a5%e4%bc%9a%e3%81%99%e3%82%8b%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88%e3%83%bb%e3%83%87%e3%83%a1%e3%83%aa%e3%83%83%e3%83%88/

すっかりアイスクライミングの季節になりましたね(笑) 最近、雨が降らずブログを書けないでいましたが、 前回の続きを。

どうして実力が思ったほど身に付かなかったと感じたか。それは、単に連れていってもらっていたからです。先輩方がリード(先行)し、後から自分が(フォローで)ついていく。

後からついていっているのだから、登れているように感じるかもですが、リードとフォローでは、クライミングの際のプレッシャーが全く違います。

それ以前に、例えばアルパインであなたがCLであれば、準備段階では、ギアの取捨選択、天気、ネット情報などからルートのウェブザベーション、エスケープルートの確認、登山届の作成、システムについての熟考…etc。

山行中は、ルートファインディングや天気、成員とのコミュニケーション、時間管理などなど、クライミングという”登る行為”以外にも沢山のことに、きっと気を配ることになると思います。

先輩から声をかけられ、先輩が行きたいところに、ほとんど下調べもなしについていく。先輩がカーナビの役目になってしまって、道は覚えないし、必要な準備も自分のことだけ。酷いと先輩から「これとこれと持ってきて」とイチイチパッキングの指示をされないと準備できないなんてことも…。これでは、「山の実力」は、上がりません。

決して連れていってもらうこと自体が、悪いということではないのです。ルートを知っている人に教えてもらう意味で、安全に山行をこなすため、初心者・初級者のときに初見のルートに経験者と入るのは、必要なことだと思います。

ただ、おんぶにだっこということではなくて、ある程度、自立していなくては、本当に切羽詰まった時に、どうしようもなくなってしまう。それにリードの方が絶対的に楽しいというのも理由です(笑) リードをしたいがために、全体的な山の実力をつけておく必要があると自分は思います。

なので、K山岳会にも入会しました。。。(つづく)

さて、前回の記事で挙げた山岳会に入るメリットについてですが、それぞれの項目で詳しく書きたいと思います。

・新しい出会いがある
これは単に山岳会に入ったから、会う人間の数が増えたということだけではなくて、自分の場合、ザイルパートナーを見つけることができました。これは、自分と同等レベルの人間でないとあまり意味がありません。同じくらいのレベル感の人と登ると、自然と自分で色々を考えたり、やらなくてはならなくなります。なので、実力も身に付きます。ふたりでトップアウトしたときの充実感は、先輩方に連れていってもらった山行よりも、全然グレードが低いのに、かなり強かったです。

・技術や知識を教えてもらえる
山岳会の多くは定期的な講習会を行っているはずです。雪上訓練やロープワーク講習、レスキュー訓練、アイゼントレーニングなどなど定期的に行っていますので、ある程度基本を教えてもらうことができると思います。基本的にガイド山行では、そういったことは教えてもらえないので、危険ですがひとり独学するか、安全なのは、やはり山岳会の先輩から教えてもらうになります。

・豊富な情報に触れられる
山の技術は、新しいものや古くても最近になって良しとされるもの、外国のもの、世界基準で統一されようとしているものなど、年々変化しているようです。会の中にガイドさんなどいれば今、なにが安全で正確か、そういったガイドの講習で得た、最新の情報に触れることができます。また、これは情報というのとは、少し違うかもしれませんが、山岳会だと自分が山行を計画したときに先輩方に見ていただくことができ、アドバイスをもらえて勉強になります。

・装備を貸してもらえる
自分にはどんな道具が合うのかな?お金があればいっぱい買っていっぱい試せますが、一つ一つ高い山の道具なかなかそういう訳にはいかないですよね。会のみんながもっている道具を貸し借りして、試してみることで近道できます。中にはメーカーからサポートを受けている方がいますので、譲ってもらったり、最新のものを安く購入できたりします。

・高度な山行に参加できる
会の実力者に連れていってもらうことで、難易度の高い山行の経験を積めます。自分は、海外山行に連れていってもらったのは、本当に大切な経験になりました。やはり山岳会に入っていて良かったという瞬間ですね。

・山小屋の営業や登山道整備などの活動に参加できる
会の中に山小屋経営をしている方や運営に関わる方がいればお手伝いさせてもらえます。なかなか貴重な経験になるので、興味があれば人が基本的に足りない業界なので重宝されます。歩荷などキツい側面もありますが。

簡単でしたが、次回はデメリットにも触れたいと思います。