先日、鍛造ナイフワークショップ第1期が全工程無事に終了しました。
削り出しのワークショップは、もう幾度も開催してきましたが、SOUとしてハマラボで行う鍛造ナイフのワークショップは今回が初回です。
参加された方はそれぞれ鉄に向かい合い、ナイフを作り上げていました。

合計4日間のワークショップですが、前半戦に鍛造のイメージ通りの火造りの工程があります。
鉄を焼いて叩いて形を変えていくのです。


鍛造の醍醐味ですね♪

そこで形作った鉄を切ったり削ったりしてナイフの形に仕上げます。
この工程は、削り出しで作る工程とほぼ同じです。


まっ平な鉄板から削り出すよりも、火造りで完成形の形に近付いているので、削り出しの時よりも作業時間は短めになりやすいです。
特に参加者の内お一人は、削り出しのワークショップに参加された方でしたので、だいぶ慣れた手付きで作業されていました。

ワークショップ後半戦の一番の醍醐味は、熱処理です!


焼入れ&焼戻し
ほぼほぼ3日間かけて作ってきた作品に命を吹き込む工程です。
感動の一瞬ですが、ここまでの苦労が全て水の泡にもなり得る緊張の一瞬でもあります!

今回はみごと全員失敗なく焼入れが上手くいきました♪


残るはグリップ作りとシース作り。
そして研ぎ上げたら完成です♪

この鍛造ナイフワークショップを経験すると、ナイフ作り用の特別な既成品を購入しなくても、業者への外注作業がなくても、自在にナイフを作ることが出来るようになります!
それは、サバイバルやDIYにおいて大きなアドバンテージですね。

今回作ったナイフは、アウトドアやサバイバルの状況で活躍してくれることでしょう。
その活躍の物語を聞くのが楽しみです♪

2024年になり早くも1ヵ月が過ぎましたが、皆さんいかがお過ごしですか?

今年は元旦から地震があり、該当地域の方は大変な思いをされています。
SOUのお客さんも被災された方もおり、現地の大変さが聞こえてきます。
スカウトやサバイバルの技術を駆使してこの窮地を乗り越えていただきたいと思います。

さて、2024年最初のワークショップは、鍛造ナイフ作製です!


ナイフ作製ワークショップは、以前から開催していましたが、その作り方は材料の板からナイフを切り出し、削り、形作る方法でした。
今回は、なんと鍛冶屋の様に材料を焼いて叩く工程が入りますし、鋼に硬さを与える熱処理まで自分で行うんです!

今回使用する材料は、車のサスペンションスプリング。
この様に廃棄される鋼を総称してスクラップスチールとも言いますが、それらを再利用する技術を身につけると、ゴミ置き場が宝の山に見えてきます(笑)

そんな告知をしながらなんですが、もう2名の定員が埋まってしまっているんです!
申し訳ありません。
実はこのコースは2月と3月に分けて全4日間で行いますが、ナイフ製作ワークショップを受講された方の熱烈な希望を受けて開催が決定し、決定した瞬間にその場で枠が埋まってしまったのです。
もし、このコースをご希望される方は、ぜひ濱田までご一報下さい。
希望者がいれば、ワークショップは必ず開催します。

ワークショップ開催後はその様子をアップしますので、楽しみにしていて下さい♪

先週末、ナイフメイキングワークショップの7期が終了しました。
現在の同ワークショップは、定員を2名に制限していて、今回は満員御礼の予定でしたが、お客さんお一人での開催となりました。

今までの講習では汎用性の高いVG-10というステンレスの材料でナイフを作っていましたが、今回はDC-53という切れ味重視の材料を使用しました。
個人的には数あるナイフ鋼材の中で一番好きな材料です♪

そして作るナイフのデザインですが、今回の参加者は凹凸の多いデザインで難易度が少し高めのデザインを選択!
本来は講習用に用意していたデザインではなく、濱田が自分用に作製した時の型を使用!
単純にナイフのアウトラインに凹凸が増えると製作の難易度は上がります。


初めてナイフを作る人には難しいのに、なんと今回の参加者の方は、速く綺麗に各工程を仕上げていきます!

先週末は全体で3日間の講習中2日目までが終了。


作成中の作品(ナイフ)は現在熱処理のために業者の手元にあります。
はやければ、明日にでも綺麗に焼き上がって僕の手元に返ってくるでしょう。
楽しみです♪

先日のKnife Making Workshop(ナイフ製作ワークショップ)の受講生の方が、ワークショップ終了して3日後に使用風景の写真を送ってきてくれました。

この方のお仕事はアウトドア関係のため、お客さんともナイフについて話や説明をされるそうです。
自分で作ったナイフを使う喜びと、その作る〜使うの経験が仕事にも役立つのは素晴らしいですね♪

この日飲んだ珈琲の味はいつもより少し美味しく感じたのではないでしょうか(笑)

また作品(ナイフ)が活躍しているシーンをお待ちしています。

自分で制作したナイフが様々なシチュエーションで活躍していると、嬉しいご連絡をいただいています♪

その、根強い人気のナイフ制作ワークショップ、5期の詳細です。過去の詳細とほとんど変更はありませんが、会場の都合で定員が2名となっています!

参加ご希望の方は、ご注意下さい。

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【開催日程】
1回目 3/19(土) 9:00〜17:00
2回目 3/20(日) 9:00〜17:00
3回目 4/10(日) 9:00〜17:00

3/19と3/20ですが、宿泊のご用意はありません。3日間とも08:45に集合していただきます。ですが、遠方からの参加者の方は多少参加されやすい日程になっていますので、ぜひご検討ください。

【開催場所】
東京都江戸川区

【講習料】
¥75,900(講習費3回分、保険料3回分、材料費、熱処理費用、消耗品、消費税)

【持ち物】
汚れてもいい服装
安全靴またはスニーカー(サンダル等肌が出ている靴は不可)
手袋(必要に応じて)
印鑑(三文判可)
*防塵ゴーグル、防塵マスク、耳栓は配布します。

【定員】
2名
参加希望者はオーダーフォームへ必要事項を記入し、濱田(下記アドレス)へメールをお願いします。
hamada@sou-inc.com
基本的に先着順で対応させていただきます。

【オーダーフォーム】===============
氏名:
ふりがな:
郵便番号:

氏名:
ふりがな:
郵便番号:
住所:
電話番号:
メールアドレス:
生年月日:
性別:

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*記載していただいた個人情報は、ワークショップ開催時に加入する傷害保険以外には使用しません。ご本人の同意がなければ第三者に個人情報を提供することもございません。取得した個人情報は管理責任者を定め、紛失や漏洩などが発生しないよう積極的な安全対策を実施いたします。

今年もよろしくお願いします。

SOUのワークショップは一昨年から 始まりましたが、活発に動き出したのは去年からです。

そして今年は!?

今の段階で決まっているのは2つ、弓を射つワークショップ と、ナイフメイキングワークショップです。

・弓は、2/5-6で御前山

・ナイフメイキングは、3/19,20,4/10の3日間でハマラボ

弓を射つワークショップは、一番寒いと思われる時期に行いますが、実は本来猟期は冬なんです。

もちろん、日本では弓での狩猟は禁止ですが、海外の多くのハンターはその寒さの中で獲物を追い、待ち、冷えた体で弓を引き、かじかんだ手で矢を放つのです!

暖かい時期だと簡単に出来た事も寒さの中では難しかったりします。矢を取り出し弓につがえる。ただそれだけの事が一苦労になる事も。

寒さ対策で着ていた上着に弦がぶつかり、狙いを外す!

海外のボウハンター達の苦労と工夫に触れることができるでしょう。

去年同じワークショップに参加された人だと、そのコンディションの違いが明確に感じるでしょう。

ナイフメイキングの方は、モノ作りに適した心地よい季節の開催となります。

どちらのワークショップも詳細は近日発表しますので、お待ち下さい♪

鍛造の魅力は、最初から最後まで自分で作り上げる感が強いことです。

削り出しで作る場合は、鋼材を買ってくるところから始めることが多いですが、私が鍛造で作る場合は素材を見付けてくる所から始めます。使い古したヤスリや、車のサスペンションスプリングがその代表格。そんなスクラップから焼いて叩いて削って形作り、祈りながらの焼入れを行い、仕上げていきます。

グリップや鞘の材料も自然の中から採取してきたり、ゴミ置き場から見付けてくることもあります。部品の一つ一つ、工程の一つ一つにドラマがあります。

どうしたって愛着が強くなりますよね♪

そんな鍛造のワークショップは、ナイフ制作ワークショップ(削り出しで作ります)の上級編として準備中で、2022年の開催を目指しています。ご興味のある方は気長にお待ちください。

先週末、ナイフ制作ワークショップの2期目が終了しました。

最終日は、グリップを仕上げ、シース(鞘)を作り、刃を研ぎ上げて終了となります。

1期のときは、グリップの仕上げ作業に時間がかかりすぎてしまい、全体的に研ぎの時間が少なめでしたが、2期ではグリップを丁寧に仕上げてから当日を迎えた人たちばかりだったので、比較的研ぎに時間を割けました。

とは言っても、「研ぎ」は教えることは少ない半面、実際に自分でやってみて慣れるための時間が沢山必要なので、今回の講習中だけでバッチリ腕が上がることはありません。それでも、重要なポイントを全員が理解することはできたんじゃないでしょうか?研ぎのレクチャーなのに砥石をほとんど使わず、#100の耐水ペーパーだけ!そして最後に秘伝のボロ布をちょっと使うだけで、ブッシュクラフトで使用するには全く問題ないレベルまで仕上げる事ができます。それを実演して見せた時にみた受講生たちの驚きの顔は、こちらが嬉しくなりました♪

ぜひ今後も練習して、せっかく作ったナイフを切れる状態に維持して下さい。

このワークショップは、単純に1本のナイフを作る(手に入れる)だけではありません。サンダーを使えば金属も樹脂も切って削ることができますし、ドリルで穴を開けることもできます。シース制作で使用した素材のカイデックスはナイフのシース以外にも、スマホやライトのホルダーも作ることができます。受講された方の新たなアイデアや作品の誕生を、楽しみにしていています。

合計3日間、お疲れ様でした。

焼鈍しで灰の中に埋めた鋼材を取り出す時は、いつも宝探しの気分を味わえます。灰の中に手を突っ込みゴソゴソ。硬く重い手応えを感じたら引っ張り出します。今回は鍛造といっても、素材作りですので、灰から出てきた姿はブサイクそのもの(笑)

ちなみに、この灰も自分で木や紙を燃やし作ります。灰を作り始めてから我が家のシュレッダーはお役御免となりました。

水洗いしたら、マジックで切り出すラインを書いて切り、削っていきます。ここから先の作業は、削り出しの工程とほぼ同じなので、細かい説明は省きます。工程が気になる方は過去ブログを覗いてみていただけると嬉しいです。

削り出しで作る時は焼入れを外注することもありますが、鍛造の時は焼入れも必ず自分でやります。

削り出しでナイフを作る時は、アウトラインを丁寧にケガキますが、鍛造の時はマジックでアウトラインを鋼材に適当に書きます。濱田流のモノ作りは実用上の要所だけ押さえれば、表面仕上げは大雑把なんですが、鍛造の時はそれがさらに酷くなります!ハッキリ言うと雑になります(笑)雑に作った鍛造の肌が好きなんです♪

日本刀の様に究極に完成されたモノの美しさは理解できますし良さも感じますが、田舎の野鍛冶が作る道具類の製作途中のごとく雑な仕上げに惚れます。野鍛冶のその雑な仕上げは、コストダウンも目的の一つですが、最終仕上げは使用者が自分の好みに合わせて仕上げて使うからです。実際、製作途中といえば製作途中ですね。だから実用道具として価格を抑えることもできるのです。

さらに、その最終仕上げをしていない道具を、どの様に仕上げて使用しているのか?それを見るとその使用者のウデや仕事に対するこだわりが見えてきます。時に言葉よりも雄弁に語ってくれますよ。現代の綺麗に大量生産される道具達では味わえない趣と世界が広がっています。

鍛造の一番の面白味はハンマーで仕上がりの形に近付けることですが、今回のように素材を作ることができるというのも大きな魅力です。というのも、削り出しの作り方では、完成形の形がそのまま素材の中に埋まる様なサイズの素材が必用です。しかし、鍛造で素材が作れるなら、コイルスプリングの様に曲がっていても問題ありませんから、まっすぐである必用さえありません。そうなると、ゴミとして捨てられていた物の中に宝物を見つけることができます。拾われたそのスクラップは鍛造によって生まれ変わり、第二の人生(?)を歩むことになります。

車のスプリングなら、今まで人や荷物を乗せて何十万キロも走り回っていたその鋼が、今度は人の手の中で活躍するのです。

ヤスリなら、削る道具としての天寿を全うした後に、切る道具として生まれ変わるのです。

ロマンを感じませんか?

本日、車のスプリングからナイフを作るべく、作業開始。

この車のスプリングは、友人からもらったワンボックスカーの板バネです。過去にも車のサスペンションスプリング(板バネやコイルスプリング)や、バッティングセンターのピッチングマシンに使用されているスプリングからナイフを作ってきました。他の鋼材も使ってきましたが、ものすごく錆びやすいというナイフとしては大きなデメリットを持っているくせに、妙に優しい切れ味に仕上がることが多く、魅力を感じるのです。火造りと呼ばれる鋼を赤めて叩いて変形させる工程でも素直じゃなく、苦労させられるのですけどね。

車の板バネですから、全長そのまま使うと長すぎるので、適度なサイズに切り出します。厚みが約1cmもあるので、完成予定のナイフよりも小さめに切り出します。

材料が切り出せたら、イメージ通りの鍛冶屋作業。炉で焼いて、叩いて変形させていきます。愛用のこの炉も自作です♪

火造り終了。元の板バネよりもずいぶん薄くなったのがわかると思います。反りも無くなり、真っすぐになっていますね。もう少し柔らかい素材なら、この火造りの工程でもっと完成形に近い形に近付けますが、スプリング鋼は硬いので、「板状の素材を作る」といった感じになりがちです。もっと腕が上がればスプリング鋼でも、この工程でほぼ完成形の形に楽にできるのではないかと夢見ています。

火造りが終わったら最初の熱処理、「焼鈍し」です。全体を真っ赤に焼いて灰の中に入れ、本日の作業は終了。続きは明日です。