ナイフ製作ワークショップで、作業手順の説明用に受講生の皆さんと同時進行で作っていたナイフのデビュー戦が先週末行われました。仲間からの誘いがあり、ティピーで一泊することになったんです。初めて行く場所だったので、場所のイメージもわかず、ティピーの骨にするのにちょうどいい竹があるかもわからなかったので、ドキドキのデビュー戦。

竹を割り、食器や串を作り、火起こしを手伝い、肉(ベーコン)を切り、大活躍してくれました。

研ぐと素直に綺麗な刃がついたので切れ味もよく、耐久テストのために意図的に荒っぽい使い方もしましたが、刃の欠けもなく、満足のいく一本になりました。今後の活躍も期待します♪

先週末、ナイフ作りワークショップの最終日(3日目)が終了しました。今回の作業は、グリップパネルの完成、シース(鞘)作り、研ぎです。グリップは、2日目に荒削りまでは行っていますので、そこからさらに細かく削り足し、自分の手に合うようにしていきます。

グリップが完成したら次はシースです。材料はカイデックスと言われる樹脂の板を使います。このカイデックスは約180℃でグニャグニャに柔らかくなるので、温まっている状態でナイフの形にプレスして形成します。天然素材と違って、水に強いので、川や海などの水辺での使用や雨などに気を使う必要がなく、実用ナイフのシースにはもってこいの素材です。

そして最後は研ぎ上げて完成です。普段使用した包丁やナイフは砥石を使って研ぎ直すと思いますが、一度も刃が付いたことのない状態から砥石だけではを付けるのは、ずいぶんと大変です。なので、耐水ペーパー(紙やすり)の#100で荒削りを行い、その後に砥石に移行します。

こうやって、3日間で各人のナイフが完成しました。スケジュールの都合で後日代替日を設定している方もいますが、ここまでの進行具合を見ていると、全員3日間で完成するでしょう。根気が必要な工程はありますが、ワークショップ参加前に想像していたより使用する道具も少なく、簡単に完成したのではないでしょうか?皆さんが安全に正しい刃物の使い方をされると信じています。

先日、斧の研ぎを依頼されました。包丁やキャンプ用ナイフの依頼は珍しくありませんが、斧は使っている人が少ないせいでしょうが依頼件数は少ないです。また、ナイフのように切ると言うよりも重量を利用して叩き切る事が多いので、多少刃のコンディションが悪くても結果的な切れ味としては影響が少ないのです。更に珍しいものは、クワガタ取りの道具(斧とツルハシの間の子の様な物)も依頼を受けたことがあります。

斧はナイフに比べ刃が柔らかいのが特徴です。先に述べたように、木などの切る対象に叩きつけることが多いので、刃が欠けにくいようにわざと柔らかく仕上げてあるのです。ですから、普通の金物ヤスリで研げる物も珍しくはありません。この斧は思ったよりも硬かったですが、それでもナイフや包丁よりも柔らかかったです。

今回の斧は中古で買ったそうですが、使用痕はありましたが、研いだ形跡はありませんでした。前の所有者は、おそらく試しに買って何度か使ってみたが、良い使い方が見つからなかったのかもしれません。この斧はカーペンターズハチェットとも言われるもので、直訳すると「(木工)大工の手斧」といった感じでしょう。ハンマーヘッドと刃の下側に釘抜きが付いているので、カーペンターズといった名前がしっくりきます♪

他の多くの斧に比べ刃が直線な事も特徴的です。木を加工する際に刃が滑りにくくするためなのでしょう。個人的には多少弧を描いた刃の方が好みですが、繊細な加工をするならこの様な直線刃に軍配が上がります。

自分の斧はよく研ぎますが、久しぶりに他人の斧をまじまじと見る機会になり、ちょっと楽しいひと時でした♪

ワークショップとはあまり関係ありませんが、自分でも1本作ってみました。ワークショップで参加者の皆さんが作っているナイフは、焼入れや焼き戻しの熱処理は、専門業者へ外注していますが、このナイフは自分で熱処理を行います。

実は、鍛冶屋の職人でさえ失敗することもあるぐらい、熱処理をきちんと行うのは難しく、しっかりした設備か腕と経験が必要ですが、業者の様な設備は持っていないので、勢いと経験で乗り越えます(笑)。しかもさらに都合の悪いことに、ナイフ作りの全工程の後半に行う作業なのです!焼き入れで失敗すると、その失敗度合いにもよりますが、

今回の焼き上がり具合は…

見た目はイイカンジですが、研ぎあげてみないとなんとも言えません。さて、どうでしょうか?

先月の初回に引き続き、第2回目のワークショップも無事に終了しました。1日x3回のワークショップで1本のナイフを作り上げるコースですので、今回で2/3終了です。

今回で、熱処理前までの作業を終了させます。メインの作業は、ベベルと言って刃の傾斜を削る作業です。初回はナイフのアウトラインを削り出す作業でしたから、板から自分のナイフが姿を現していく変化の大きい楽しい作業でしたが、今回は繊細さと根気を要求される1日です。

刃先の厚みは0.5mmほどまで薄く削ってゆくのです!薄くしなければいけないのは、刃物を作るので当たり前と言えば当たり前なのですが、鋼だってそれほど薄くすれば弱くなります。焼入れ(熱処理)前ならなおさらです。材料に当てる電動工具の角度や場所が狂うと大失敗につながりかねません!慎重にベベルを少しずつそいでいくイメージです。

完成までの3回の開催の中で一番地味な日でしたが、参加者の方は心が折れることなく、最後まで削りあげました♪

ナイフ作りだけでなく、僕が金属加工をする際に大活躍するのがこの道具です。

その小さなボディーからは想像しないぐらいの大音量を発しながら、バリバリ鉄の姿を変えていきます。切ってよし、削ってよし、磨いてよし、の万能っぷり♪

電動工具はコレと穴あけのためのドリルだけで、今まで多くのナイフを作ってきました。良い相棒です♪

週末、灼熱の作業場の中、無事にワークショップの初回が終了しました。

刃物を扱う上での大切な法的な話、製作にあたっての行程などの座学から始まります。

その次は、自分の作りたいデザインを、鋼材(材料の板)に写します。

鋼材にデザインを写したら、ひたすら削ってゆきます。

本日の作業のメインです。

17:00で初回は終了でしたが、次回に参加できない方が引き続き作業を継続!

日は暮れても、受講生のヤル気は途絶えません!

参加された皆様、暑い中お疲れ様でした。

9月はもう少し涼しくなっているといいですね♪

ダイバー、リバーガイド、カヌーイスト、キャンパー、ブッシュクラフトマン、に代表されるアウトドアマンや釣り人、ハンター、レスキャー、自衛隊員には、様々な形で刃物が必要です。

リバーガイド(ラフティングのガイド)にはナイフは必需品で、仕事で川に入る際は必ず装備することが義務付けられていて、私も川で実際にナイフを使用して人命を救ったり、危機を脱した経験は何度もあります。
ブッシュクラフトやそれに類するキャンプでは、ナイフが無ければ、なにをするにも何倍も時間がかかるでしょう。

刃物を使用した悲しいニュースも多く、現代の日本では悪者扱いを受けがちなナイフですが、本来はとても役に立つ重要な道具です。

過去に実施した同様のワークショップには、キャンパーやリバーガイド、自衛隊員の方々が受講されていました。
まもなく開始するナイフ製作ワークショップを楽しみにしていてください。

初めまして、濱田です。
私は陸上自衛隊第1空挺団を任期満了除隊後に、山や川を舞台としたアウトドアアクティビティーの仕事や警備&警護の仕事をしています。その中で、様々なサバイバル技術、格闘、レスキュー、応急救護の技術を習い実践してきました。
そしてその様な技術を、自衛隊、消防、警察、各種の企業へ伝えています。

SOUは、アウトドア、レスキュー、スカウト、防災、防犯などの発信を行っていきます。

急流救助訓練


項目だけではどんな情報を発信するのかよくわからないと思いますが、そのあたりは順番に紹介していますのでご期待下さい。最初のワークショップは、アウトドアでもレスキューでもスカウトでも必要となる重要な道具、ナイフを自作するところから始めようと思います。
実際に開催する日にちはコロナの影響で未定となってしまいましたが、なるべく早く開催できるように準備していますので、もう少しお待ちください。