あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
年明け一発目のブログは、去年第1期が開催されたナイフ製作ワークショップ 2期目のご案内です。1期の参加者さんたちからの反応、1期に参加できなかった方からの要望にお応えするために、2021年最初のワークショップとなりました。
トップページ左側メニューの中の「ワークショップ」をご覧ください。
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後半戦は映画もマイナー気味ですし、ウンチクもマニアックになっていきます(笑)
●ハンガー・ゲーム
主人公のカットニスは、ロングボウとリカーブボウを使います。
ロビンフッドでも登場したロングボウは父親の自作ということになっていて、森の倒木の中に隠してありますが、これは理にかなった演出です。ロングボウはシンプルなD型で、ストリングを外すとほぼ直線的な棒状になりますから、虫食いなどで内部が空洞になった倒木などの中に隠す(入れる)には好都合なのです。
またシンプルな形というのは作るのも楽ですから、自作という想定に現実味を帯びます。もちろん、フィクションですからなんでもかんでもリアルにする必要はありませんが、ズレた演出ばかりよりも状況に現実味を感じられた方がより楽しめるでしょう。
このシリーズでカットニスは、そのロングボウ以外はリカーブボウを使います。
リカーブボウの使い方として特別なものは感じませんでしたが、先に出ていたロングボウとの対比で、洗練された環境やその弓が製造できた技術力の差を表しているのでしょう。とはいっても、他に登場する航空機など桁違いの技術が詰まった物が登場しますが(笑)
●神弓
これは韓国が舞台で、「丙子の乱」を時代背景として持っています。サブタイトルがちょっと…ですが、アクション映画として弓好きには楽しめる作品でしょう。
弓にフォーカスしてみると、満州弓と朝鮮弓(角弓とも言われる主人公側が使っている弓に勝手に名前をつけました)は見た目が似ていますが、サイズに違いがあります。その辺りを映画の中でも軽く触れているのは、驚きました。
劇中、主人公は矢を曲げて飛ばすことができ、障害物の後ろの敵をも射抜きます。この映画が公開された後にYoutubeでも「カーブアロー」などのタイトルを付け、なんとか再現して動画をアップしている人もいますが、現実的な効果には疑問が残ります。とはいえ、アクション映画の味付けとしては面白いですね♪
もう一つの見所として、長さの極端に短い矢を使うシーンが出てきます。コレは実在する技術で、日本の和弓にも「管矢」という名称で残っていたりもします(流派等で呼び名が違っているのも存在するかもしれません)。※ここでは劇中のものも管矢として表記させてもらいます。弓矢というものは、基本的に矢をつがえ引き絞った時に弓と矢が交わっているものです。矢が短くてヤジリが弓よりも手前にあると、弓を押している自分の手を怪我するリスクが高まるからです。例外は矢の飛距離を競うフライト競技と、この管矢があります。短い矢を使うと安全上のデメリットは大きいですが、矢を短く軽くできるというのは飛距離を伸ばすだけでなく、少資源ですむので戦争の主要武器だった頃には大きなメリットにもなったでしょう。
●キリングゲーム
映画の背景などは全て割愛し弓目線で話を進めると、この映画の戦いはコンバウンドボウvsロングボウでスタート(?)します。コンパウンドボウはランボーも使っていた滑車付きの弓で、パワーと精度に秀でますが、良くも悪くも弓が持つプリミティブなロマンや印象からは少し離れ、製造メーカーの技術力や科学力など近代的な匂いが強くなります。
話を戻すと、コンバウンドボウvsロングボウでスタートしますが、コンパウンドボウは早々に壊れます!(ランボーの時のタフなイメージとは逆ですね)そして、即席のサバイバルボウを自作し優勢を取り戻します。
ここで、サバイバルボウというジャンルが登場しますが、サバイバルボウは2種類あります。サバイバル時に備えておくための小さく収納できる弓と、現場で即席で作る弓です。この映画で登場するのは後者です。
即席で作るサバイバルボウは他の映画でも時々登場しますし、各種サバイバルの教本でもよく目にしますが、既成品の弓に比べると圧倒的に性能は低いので、過信をしないことです。
さて、前編後編と2回に渡って書いてみました。少しでも弓が登場する映画はまだまだたくさんあります。そんな時に、どんな弓を使っているのか?どんな使い方をしているのか?など、少しでも映画を見る時のスパイスになれば幸いです。
次回は矢に目を向けてみましょう。
今回はスクリーンで活躍した弓にからめて、弓の種類を紹介してみましょう。
いくつか映画を紹介しますが、基本的に映画のストーリーには触れませんし、映画自体の評価はしません。
気になった方は、ぜひ登場する弓にも注意しつつ映画を見てみてください。
●ロビンフッド
舞台はイギリスです。
競技アーチェリーの発祥の地でもあるイギリス。
そしてイギリスといえばロングボウと言われるシンプルなD形の弓が有名です。
ですからロビンフッドの映画は何作もありますが、基本的にロビンが使う弓はロングボウで、人差し指から薬指までの3本の指で弦を引く地中海式が見られます。
●フッド:ザ・ビギニング
これもロビンフッドなのですが、弓のアクションシーンをカッコよく見せるために作られた映画のように感じます。公式のパンフレットの中にも「銃撃戦を弓で描きたかった!」と書かれてありました。(言葉が違ってたらスミマセン)
この映画もロビンフッドらしくロングボウを使っているのですが、中盤からなんとスタティックリカーブと呼ばれる中東やアジアスタイルの弓を使います。弓の両端が的側(=敵側)に反り返っているのが「リカーブ」と呼ばれるゆえん。数あるロビンフッドの映画でロングボウじゃないのはこの映画だけなんじゃないでしょうか。
スタティックリカーブは本来モンゴル式で射つので親指で弦を引くのですが、この劇中では他の指を使って射つ珍しい射ち方をしているのもポイントです。
●ランボー
ランボーは、2以降必ず弓が登場します。4や5ではロングボウ等の弓も僅かに登場しますが、ランボーといえばコンパウンドボウです。コンパウンドボウとは、アメリカで開発された弓の両端に滑車が付いた機械仕掛けの弓で、精度とパワーが飛躍的に向上しました。今ではアメリカで弓を射つ人は9割以上がコンパウンドボウを射っていると言われます。
ランボー2を初めて観た時はコンパウンドボウを知らなかったので、弓に弦が3本張ってある!と驚いたものです。
現実と映画の違いは、コンパウンドボウは基本的に分解しませんので、映画のように分解してコンパクトに持ち運ぶということは現実的にはできません。その事をコンパウンドボウを買ってから知りました(笑)
また二分割できる矢や、爆発するヤジリも秘密兵器っぽくて印象深いですね。
ここで、前半戦が終了です。超メジャーどころですよね。後半戦もご期待下さい♪
地中海とモンゴルと聞くと、普通の人は何の関係性があるの?と思うと思いますが、実は弓の2大流派(?)とも言えるのです。
「流派」という言葉を使うのが適切なのかどうかは追求しないでおきましょう。車で言えば右ハンドルか?左ハンドルか?みたいなものです。
オリンピック競技でもある近代アーチェリーは地中海式で、古くからヨーロッパや北米で多く見られます。
和弓はモンゴル式で、中央アジア辺りから日本まででよく見られます。
地中海式
モンゴル式
地中海式=アーチェリーでは弓の左側に矢をつがえ、モンゴル式=和弓では弓の右側に矢をつがえます。
そしてその違いから、地中海式では人差し指+中指+薬指の3本の指で弦を引きます。
それに対してモンゴル式では、親指で弦を引きます。
それぞれ道具のサポートがありますが、弓のどちらに矢を持ってくるのか?どの指で弦を引き絞るのか?が大きな違いで、それぞれ使用する弓具にも違いが出ますし、メリット&デメリットも変わってきます。
前回のブログで弓の歴史は推定2万年以上とも言われると書きました。その間に様々な工夫や研究が世界各地で行われてきましたので、地中海式やモンゴル式以外の射ち方や、地中海&モンゴル式であっても派生系などがたくさんあります。
テレビやYoutubeで弓を射つシーンが出てきたら、気にしてみてください。

前記事「山岳会のすすめ」URL
https://souunit3.com/2020/11/10/%e5%b1%b1%e5%b2%b3%e4%bc%9a%e3%81%ae%e3%81%99%e3%81%99%e3%82%81/
自分は父の繋がりで、運良く活動的な山岳会に入れました。父の知り合いだった会長に声をかけてもらい約1年半前にY山岳会に入会。若い方が多く所属し、比較的設立から短い会でした。
以前から山岳会に入りたい気持ちはありました。でも、自衛隊みたいな、体育会系みたいなイメージを勝手にもっていて踏み出せずにいました。
しかし、父の知り合いということもあって、比較的安心して、入会後のイメージも沸かないまま勢いに任せて入りました。
入会してみると会にはアルパインばりばりのCLが会長含め2名おり、自分の実力をひいき目なしで見て、非常に高度な訓練や企画に参加させてもらいました。時には勢いに任せた行動も大切ですね。
これは初心者の自分からしたら、本当に素晴らしい環境でした。なぜなら、憧れだったアルパインルート、グレード以上のフリーに挑戦するなどの経験をさせてもらうのみにとどまらず、東チベット未踏峰やネパールなどの海外山行という、とても貴重な経験をすることができたからです。
技術や知識も並行して教えてもらいながら、アドレナリンがドバドバでるような山行で充実し、東チベット未踏峰については、帰国後、雑誌数社に取り上げられ、チームとして講演、本の出版も行うなど、今思えば本当に貴重な経験をさせてもらいました。
山岳会にはじめて入ったこともあって、こういうものなんだと思っていましたが、山の友人たちにこの話をすると本当に羨ましがられます。特別な経験だったんだということが、最近になって分かってきました。




ただ、思ったほど実力はつきませんでした。
どうしてかというと、単に連れて行ってもらった山行が多かったからです。。。(次回へ続く)
さて、山岳会に入会するメリットとデメリットは、ざっと下のような感じです。次回は、それぞれについて説明させていただきます。
メリット
・新しい出会いがある
・技術や知識を教えてもらえる
・豊富な情報に触れられる
・装備を貸してもらえる
・高度な山行に参加できる
・山小屋の営業や登山道整備などの活動に参加できる
デメリット
・お金がかかる
・例会がある
・登山届などの提出が義務となる
・登山に規制や制限がかかる場合がある
・特定の人間関係が濃くなる
・責任が発生する
・必ず自分がしたい山行とは限らない
今回から新たなブログのジャンルが登場します。
それは弓(Bow)=アーチェリーです。
私はずいぶん昔からアーチェリーを行っていて、今でも続けています。
以前は競技にも出場していたんですよ。


弓の魅力…
・推定2万年以上とも言われる歴史があること
・その長い歴史の中で多くの試行錯誤が繰り返されてきたこと
・矢を飛ばすエネルギーが人力であること
・全ての道具を自作できること
・カッコイイこと
などなど
語りつくせません(笑)


最近は仲間も増え、嬉しい限りです♪
そして、増えた仲間用に矢を作っている最中ですので、近い内にレポートしますね。
ナイフ以上にマニアックな内容になりそうですが、読んでいただけると幸いです。
セレーションの研ぎ直しについて今回は書いてみます。
前回のブログで、セレーションは一度研ぐと切れ味が長持ちすると書きましたが、刃物である以上使えば切れ味は落ちますし、切れ味が落ちれば研ぐ必要が出てきます。プレーンの刃の場合は板状の普通の砥石で十分研げますが、凹凸のあるセレーションは通常の砥石だけでは研げません。
セレーション用の砥石という断面が三角形の棒状の砥石もありますが、私はイマイチ上手く使うことができませんでした。ですので、ダイヤモンドヤスリの丸と半丸を使用して研ぎ直します。刃の表(通常のセレーションだと刃の左面。大抵はメーカーロゴなどが入っている側)の凹を一つずつ角度を一定に研いでゆくのです。プレーンの様に根本から先端まで一気に研ぐことはできません。
こんな事を言うべきでないでしょうが、正直言ってメンドクサイです!これがセレーションの大きな弱点だと思っています。

全ての凹を丁寧に研ぎ上げる、気の遠くなるような作業を終了すると刃の裏面にバリが出ますので、通常の砥石に軽く当ててバリを落とせば完成です。
裏面はラクチンです♪

セレーションは、「〇〇で研げばすぐに切れるようになる」とか「〇〇すればいい」などのオススメがある方は、ぜひ教えてください。
お待ちしています。
以前、「セレーションは繊維状のものを切るのに適している」と書きましたが、それ以外でもプレーンより活躍する場面の中からもう一つ紹介したいと思います。
それは細い丸棒状のものを削り出すときです。この一言を聞いただけでは「?」と感じるでしょうから、例を上げていきたいと思います。
・キャンプ地で箸を作るとき
多くの方はフィールドへ割り箸やキャンプ用の箸を持参されると思いますが、器や箸を現地で作るのも楽しいものです♪私は基本的に現地で作ります。竹を使うことが多いですが、ほんのり竹の香りがしていいものです。カップも竹で作ります。酒を飲む仲間からは「酒にも竹の香りが移り旨い!」と大好評です。

・焼串を作るとき
箸と似ていますが、焚火やBBQで串焼きをするときの串も現地で作ると、荷物が減るだけでなく仲間からの称賛を得れるかも?

・摩擦式の火起こし道具を作るとき
キリモミ式、ヒモギリ式、ユミギリ式、マイギリ式は、どれも棒状のパーツが必要となります。それらの棒を削り出すときにもセレーションに軍配が上がりがちです。

・矢を作るとき
自然の中で弓矢の矢を作るときは、木や竹(笹)から矢を作るのが一般的です。これまで紹介してきた他のものと違い矢は長いので、表面を丸く削りやすいセレーションの長所が際立ちます。細い竹から矢を作るときは節を削る程度ですむので、日本では竹が主に利用されてきました。

※日本では弓矢による狩猟は禁止されています!
どうでしょうか、いくつか例を紹介してきましたがどれも棒状のパーツを削る場面でセレーションが活躍しています。プレーン刃でももちろん同じパーツは削れますが、比べてみるとセレーションの方が使いやすいことが解ります。プレーン刃を温存し研ぐ回数を減らすためにも、適材適所で使い分けてみるのも良いですよ。セレーションを持っている人はぜひ試してみてください。

セレーションについては、前回お伝えしたように数回にわたって書こうと思いますが、全部読むまで我慢できずに購入する人がいるかもしれない!と思い、個人的な購入時の注意点を先に書いておこうと思います
この2本のセレーションを見比べてみてください。下のナイフは非常に荒く研がれたままで、上のナイフは丁寧にピカピカに研ぎ上げられています。綺麗に仕上げ砥石までかけられると、見栄えも良くいかにも切れそうですが、下の荒い目がそのまま残っている方が圧倒的によく切れます。プレーン刃の場合だと切る対象物次第で研ぎ方は変えますので、ピカピカに仕上げた方がいい場合もありますが、セレーションだとピカピカの刃は滑ってしまい、良いと感じた事がありません。観賞用にするのでない限りは、ザラザラと荒研ぎのままのナイフを購入されることをお勧めします。
セレーションのナイフを買う際にもう一つ選択肢があります。ブレードのほぼ全域がセレーションとなっている物と、刃の手前のみセレーションになっているハーフセレーションと呼ばれるモデルがあります。これも個人的な意見ですが、ハーフセレーションは中途半端な感じがするので、プレーン刃とセレーションは、それぞれを独立して持つほうが好みです。たしかにハーフセレーションは1本で両方の長所を活かす事も可能ですから、ハーフセレーションを好むベテランがいるのも事実ですが、私はナイフを紛失したり故障したりした時のために、バックアップの意味を兼ねて複数用意するようにしています。
刃先のコンディション、そしてフルセレーションかハーフセレーションか?
この2点がセレーションのナイフを購入時に意識するべきポイントです。
参考にしてみてください。
ブログの話をいただいてから、たぶん1ヶ月以上が経ったと思う。あのときは、まだ夏で半袖に短パンだった記憶がある。最近の天気予報じゃ、全国的に最高気温が20度を下回るようになってしまった。
最近はY山岳会のメンバーと小川山でクライミング。廻り目平下の駐車場に朝9時に集合。車の外気温計はこのとき8度。
今時期が最高かもしれない。涼しいから取りつきまでのアプローチでは汗もかかないし、岩に取りつけば陽射しがあって、風が少し吹いても十分暖かい。それに、なにより眼下には素晴らしい紅葉が広がって、快適そのもの。
本格的にはじめて1年くらいだけど、純粋にクライミングそのものを楽しめた。逆に言うと、それくらいしっかり秋になってしまっていた。

なにか書かないと、そろそろ怒られちゃうかも、なんて思いながら。でも何を書いたらいいのか。それも最初の記事だからなーと、実は結構悩んでいた。
報告がてら、近況などクライミングについて書こうかとも思ったが、「山岳会」について書いてみたいと思います。
なぜなら、YとKの2つに所属してみて、”山岳会”というのが分かって来たからです。
意外と「山岳会ってなに?」「どんなことをしているの?」「入会するメリットは?」という山岳会そのものについて、機能や目的を知らない方が多いと思ったのが書こうと思ったきっかけです。
何を隠そう、自分がそうでした。だって入らなくても山に行けるし、飲み会と変わらないような山岳会も多い。
講習や山で会った人たちに話を聞いてみると、結構そういう声は多く、先輩が行ったことのない山には行けなかったり、中には(半分冗談だとは思うけど)前評判ではアルパインクライミングばりばりの触れ込みだったのに、実際は介護ハイキングですよぉ~という話も聞いたことがある(笑)
そうなってくると、やりたいことはできないし、させてもらえない。これだけ聞くと「やっぱり山岳会は入らない方がいいのか。」と思う方もみえると思います。
あくまでも個人的な意見ですが、と一応逃げておきますが、山岳会への入会をおすすめします。
雑誌やTVではソロ山行がフューチャーされ、ライト&ファストが流行りとなるなか、なにを泥臭いことを言われそうですね。それでも初心者や初級者の方は是非と思います。
次回は山岳会の主なメリット、デメリットを挙げたいと思います。