3日目は昨日同様に雨降る中、コール猟からの罠の確認。
雨降る中、カッパやポンチョで山を歩いていると、昔見たベトナム戦争ものの映画の様でした(笑)
罠の結果は、またまた「惜しい」の連続。
罠の端を踏んでいるのに、雨のせいで罠の作動が悪くなったことが原因だと思われる結果や、ハンター髙嶋や濱田がバックアップで仕掛けておいた罠も「空ハジキ」といって、作動はしていたけど逃げられている状況でした。
鹿の足の毛だけ罠のワイヤーに残っていました。
解体するべき獲物がとれなかったので、皆でくじら料理をやけ食い(笑)
那智勝浦は本来海の幸も有名な地域ですので、このワークショップ中に山の幸と海の幸の両方を堪能できました♪
そして、この頃からようやく晴れてきました。
そして、3日目のバックアッププランは、自由猟具の一種であるスリングショット(=パチンコ)の作製です。
スリングショットは、海外では鳥や小動物のハンティングにも使われることがあり、日本でも正しく条件が整えば合法であると言われています。
当初は木の枝から作ろうと思っていたんですが、そこはハンティングキャンプの色を強く出そうと、鹿の角で作ることにしました!鹿の角のパチンコ、そうないですよ♪
今回は時間が無くなり、完成までは出来ませんでしたが、材料である鹿の角を好みのサイズに切り出し、ゴムなどの材料と一緒に持ち帰ってもらいました。
この完成写真は、濱田が完成させたものです。
ジビパチ1号(=ジビエパチンコ1号)と名付け使用してみています。まだまだ工夫の余地が残されている試作品第一号ですが、予想以上に使いやすいので、気に入っています♪
猟期が来たら、獲物を狙ってみたいと思います。
最後は川風呂でさっぱり♪
今回のハンティングキャンプは、罠を自分で作り、期待が膨らんだ所で実際に山中で獲物の痕を探し、行動を読み、罠を仕掛ける。
翌日、自分と獲物の勝負の結果にドキドキしながら罠を確認する。
今回は、獲れた喜びを体験する事はできませんでしたが、それでも獲物の行動はカメラだけでなく、地面や自分の作った罠にはっきり残されています!
コール猟でも、鹿笛の練習をして、その笛の音で鹿からの返事があった時の喜び、鹿を見つけジリジリと肉薄する緊張感。
好ましい状況にならず、発射を諦める悔しさ。※銃に触れているのはハンター髙嶋のみです!
そもそも、狩猟の成功確率はそんなに高いものではありませんので、ドキドキと悔しさ、本物の狩猟の一部に触れることができたのではないでしょうか?
以前のブログにも書いた通りで「お試し開催」だったのと、天候の振り幅が予想以上に大きかったので、内容は変更に変更を重ねる結果となりました。
でもそのおかげで、今後の方向性も見えてきたので、楽しみにしていて下さい。
今回参加いただいた4名の方々、ありがとうございました。
※去年の写真です